スキーバスと規制緩和

スキーバスとは、主に首都圏、中京圏、京阪神からスキー場に向かう、冬季限定のバスのことです。出発地はだいたいターミナル駅を網羅していますし、目的地も全国各地の有名どころのスキー場はそろっていますから、自分の都合に合わせて選ぶことができます。乗車時間はもちろん目的地までの距離にもよりますが、短いと2~3時間程度、長くても5~6時間程度です。鉄道で行くのに比べると、目的地まで直行するということが便利です。

鉄道は乗り換えが必要になることが多いですが、バスの場合は乗ってしまえば着いたらゲレンデが目の前、というのが普通です。大きくて重いスキー用具を持っている場合はなおのことこの直行というのは便利です。もちろんスキー用具はバスのトランク内に預かってもらえます。自家用車で行くのに比べても、こうこれまで何度も行って十分慣れている、という人ならばともかく、そうそう何度も同じゲレンデに行く人も少ないでしょう。

ですから、慣れない道で、しかも雪道はあまり運転したことがない、という人も多いでしょう。チェーンを装着するのも一苦労です。スキーバスの場合はそういうこともありません。スキーバスには、夜出発のものと朝出発のものがあります。

夜出発の場合は、だいたい深夜に出発し、早朝に目的地に着きますから、現地でスキーをたっぷりと楽しめ、時間を有効に使うことができます。一方で朝出発の場合は、目的地までの間もバス旅行として観光気分を味わうことができます。

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